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2005年 04月 17日
思うところあり、お部屋の大掃除を始めた。その話はまた別の機会にするとして。
もう読まないであろう本が山積みされた訳である。さて、これをどうしよう?と考えていた時、我が家の近くに"BOOK OFF"ができたのを思い出した。 「そうだ。売ってみよう。」 どれも何がしかの感慨を与えてくれた本だ。捨てて単なるゴミにしてしまうのは忍びない。誰かの役に立ってくれて、しかもお小遣いになったら素晴らしいではないか。 早速文庫本を30冊ほど紙袋につめて、手がちぎれそうになりながら売りに行った。2~3,000円くらいにはなるかな、という期待感に支えられて。 結論からいうと、30冊でたった700円にしかならなかった・・・。"BOOK OFF"では文庫本は105円均一で売っているので、そこから人件費や設備費を引いていったら原価は10円くらいでも仕方ないだろう。 しかし初めて足を踏み入れたBOOK OFFでこの企業の急成長の理由のひとつが見えた気がした。スタッフがとにかくよく教育されているのだ。 「査定が終わったらお呼び出だししますので、店内を見てお待ちください」 と言われ、店内アナウンスとかで呼び出されるのかな、ちょっと恥ずかしいな・・と思っていたら、なんとわざわざスタッフが立ち読みしている私を探して呼びに来た。あんなに苦労して持って行っても数百円にしかならないのだが 「本日はたくさんの本をお売りいただき、ありがとうございます。」 と丁寧に言われると、まぁいいかな、という気になる。 私の勝手なイメージでは、古本屋で本を売る人はお客としては扱われず、神経質そうなおやじが「これじゃ、100円にしかならないね」と意地悪そうに言うものだと思っていた。しかし、BOOK OFFでは本を「買い取る」のではなく「お売りいただく」のだ。自分のものを売るとき、なぜか少し心が痛むものだ。自分に属していたものを手放すというセンチメンタルな気持ちと、自分に属していた間に物の価値はこんなにも下がってしまうのかというかなり実利的な痛みだ。そういう痛みがともなうものを商売のネタにするには、それなりの礼儀が必要だろう。物の価値は下がってしまっても、その分、丁寧な対応で人が埋め合わせしますということか。 「新しいご主人様にかわいがってもらうのよ・・・。」 子猫を手放すような気持ちで、私はBOOK OFFを後にした。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2005-04-17 03:48
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