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2005年 06月 20日
新生銀行が32色のキャッシュカード発行を始めた。
新デザイン「32色のカラーキャッシュカード」の発行について(PDF) 色とりどりのキャッシュカードの中から好きな色を選べるという。既に口座を持っている客は対象外のようなので、新規顧客獲得のための施策なのだろう。 この施策の狙うところは非常に分かりやすい。背景にはペイオフ解禁があるだろう。2005年4月にペイオフ解禁となり、これ以降は一つの金融機関につき、一預金者あたり元本1,000万円+その利息までしか保護されない。それなら1,000万円を上限に預ける金融機関を分けようと思うのが人情というもんだ。(1,000万以上の預金があれば、だが。)金融機関にしてみれば、法人はともかく個人客は1,000万円で預金高が頭打ちになってしまうことを意味する。2,000万の預金があれば、そのうち1,000万は他行に移されるだろうし、他行から1,000万移ってくる可能性もある訳だ。ここは二重の意味で新規客の獲得に乗り出す必要がある。 さらに、預金が頭打ちになるということは、その分を何か違う方法で取り返さなくてはならない。個人客ならローンを組ませるのがいい。特に住宅ローンは金額も大きく、年数も長い。だからどうせ新規客を狙うなら、住宅ローンを組む世代がいい。折りしも1971年~1974年生まれの団塊ジュニアがこの世代にあたる。ベビーブーマー世代なのでボリュームも大きい。新生銀行の32色キャッシュカードはこの層を狙っているものと思われる。 具体的な団塊ジュニア像として、ライブドアの堀江さんを思い浮かべてみるといいかもしれない。既成概念にとらわれずMyスタイルを通す人達である。そこを32色のキャッシュカードで捉えようとしている訳である。 で、成果のほどやいかに?というところだが。正直言ってそんなに甘くはないだろう。人目は引くが、だからと言ってカラーカード欲しさに口座を開設するかというと、そんなことはないと思う。 新生銀行は今まで、引き出し手数料や振込み手数料無料、ちょっとだけ高い金利など、オペレーション・コストを削減して、それを顧客に還元する戦略を取ってきた。それに比べると今回の施策は、無駄っちゃー無駄である。"らしくない"ことやってるなぁという印象だ。 私のメインバンクは実は新生銀行だったりする。既存客としてはこんな無駄のおかげで、手数料あげたら承知しないからねっ!と言いたい。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2005-06-20 22:08
| Biz&Tech
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