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2004年 05月 22日
三菱自動車の再建計画が5月21日発表された。
三菱自動車のWebサイト上に公開された再建計画のプレゼンテーションは2002年のふそう大型トラックタイヤ脱落事故とプロペラシャフト脱落事故により死亡した2人の被害者へのお詫びから始まっている。 三菱自動車、2003年度決算及び2004年度業績見通し並びに事業再生計画を発表 ダイムラークライスラーによる追加支援打ち切りやリコール関連不祥事で社会的信頼を失墜させた三菱自動車は今回の再建を「最後の挑戦」と宣言している。再建を支援する三菱グループも「やるからには徹底的にやる」「三菱自動車は絶対につぶせない」とコメントしているようだ。その背景には、ダイムラーによる追加支援打ち切りのニュースが流れたとたん、三菱自動車はもちろん三菱グループ各社の株価が急落したという具体的な打撃がある。既にこれは三菱自動車だけの問題ではなく、名門三菱グループ全体の存亡に関わる問題なのだ。 ここからも分かるように"三菱"の看板というのは非常に重いものである。これまでの再建の中で"三菱"の看板が健全化への足かせとなるようなことはなかったのだろうか。製品に不具合が見つかった場合も早めに「ごめんなさい」してしまえば、事は大きくならずに済んだはずだが、それを隠蔽してしまった原因の一つに「三菱の看板に傷をつける訳にはいかない」という、つまらない意地はなかったのだろうか。 日産自動車を瀕死の状態から救ったゴーンさんが就任当時、あるインタビューに答えた時の印象深いコメントを思い出す。 「今までの日産経営陣には"クルマ好き"が一人もいなかった。」 ゴーンさんは無類のクルマ好きで、日産の新車が開発されると必ず自ら試乗するという。好きでなければ、いい物は作れない。品質にこだわり、スタイルにこだわり、細部にこだわり、これからこのクルマに乗るであろう人たちに想いを馳せられなければ、やはりいいクルマは作れないだろう。 4月に三菱自動車の会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、この大きな再建を担う岡崎氏は三菱重工出身である。経営のノウハウも絶対的に必要だが、それ以上にクルマに対するこだわりや情熱がなければ、本当の意味での再建はできないのではないだろうか。もちろん私は岡崎氏を存じ上げている訳ではなく、岡崎氏のクルマへの想いを計ることはできない。 自らの力で一からの再出発を決めた三菱自動車のWebサイトのトップページは、それを象徴するようにシンプルな作りになっている。 三菱自動車Webサイト トップページ そこには クルマは、あなたを、ときめかせていますか。 -Heart-Beat Motors とある。 三菱自動車社員の皆さんに聞いてみたい。 クルマは、あなたを、まだ、ときめかせていますか。 私たちを、ときめかせるクルマを作ってくださいね。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2004-05-22 20:56
| Biz&Tech
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