検索
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 02月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 06月 2009年 05月 2008年 06月 2008年 05月 more... フォロー中のブログ
今夜もeat it 奥神楽坂日誌 流行りの半纏、着ねば損する のーぷらん 秋葉OLの楽しみ探し ウゴウゴウーゴ★ 【フランス美食村】nao... 思索品 蓮太朗、大きくなあれ!! 夕暮れの匂いに空を見上げる COH茶屋3 Web読書手帖 加州生活日誌 My Jo... それいけ!めんたいこちゃ... studio Y.S. さつえいだ!チャーリー! その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 04月 23日
今さらながら1人で「そうか!」と思ったことがある。なぜマイクロソフトがYahoo!を買収しようと思ったかについてだ。(かなり今さらですね。スミマセン・・・)
きっかけはAmazon Web Servicesの利用者の多くが大企業であるという記事からだ。 Amazon Web Servicesのビッグユーザーは誰? スタートアップではない。 Amazon Web Servicesはすごく簡単に言うと、AmazonのサーバーやデータベースをWeb経由で有償で貸し出すというもの。有償とは言っても、企業が個々に自前でサーバーを持って、エンジニアを配置するよりは圧倒的に安い。当初は、大規模なサーバーなどを準備できない、起業間もない企業の利用が想定されていた。ところが実際は銀行や製薬など、いかにもお堅い大企業に大好評だという。セキュリティだ、個人情報保護だ、とは言っても、コスト・メリットの方が勝ったようだ。 背景にはSaaS(software as a service)とか、クラウドコンピューティングとかいう技術トレンドがある。乱暴に解説すると、「アプリやデータは”あちら側(=Web上)”に置いて、好きな時に、好きな場所で、取り出して使えばいいじゃん」という考え方を支える技術だ(と私は理解している)。これがにわかに現実味を浴びている。Gartnerが2008年の「戦略的技術トップ10」を発表したが、その一つとして、「Web Platform & WOA(Web Oriented Architecture)」を挙げており、クラウドコンピューティング環境を経由するWebプラットフォームが浮上してきたと指摘している。 別の言い方をすると、従来型クライアント/サーバーの世界が揺らぎ始めているということだ。クライアント/サーバーの世界が揺らぐとは、つまりパッケージ販売が成り立たなくなることを意味している。個人向けでは以前からGoogleがMS Officeに匹敵するソフトを無料で提供しているが、企業向けでもそういう流れになってきた。パッケージ・ソフトを全世界で売りまくって現在の地位を築いたマイクロソフトにとっては、Webでのプレゼンス向上とかいう話ではなく、死活問題だ。 ここからは、私の想像。MS Liveとか、オープン化とか言っているものの、マイクロソフトが今すぐパッケージ販売を止められるか?というと、それも難しい。新聞社に紙の新聞をやめて、Web配信1本で行けというようなものだ。しかし、トレンドには逆らえない。 うまーく、両張りするためにはどうすればいいか? 別のブランドでやればいいんじゃん? じゃ、それにふさわしいブランドは? こう考えていくと、トラフィックはGoogleを上回りながら、ビジネス的にうまく行っていないYahoo!しかない。 Googleに水をあけられているWeb広告を挽回するためとか、そんな生やさしい状況ではない。生き残りをかけた買収提案だったのではないか。それを「No!」と言われてしまったのは、これまでの「行い」のせいか。いきなりお金を積んだからか。かつて、マイクロソフトが独禁法に抵触することを回避するためにAppleに資金を入れたように、Googleから資金を入れられて存続する将来がやってくるのだろうか。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2008-04-23 21:55
| Biz&Tech
|
ファン申請 |
||