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2004年 07月 31日
Appleがモトローラと共に携帯電話向けiTunesを開発するそうだ。
iTunesが携帯電話でも利用可能に--アップル、モトローラと提携 AppleはiPodで屋外で音楽を楽しむことを提供し、AirMacで家で音楽を楽しむことを提供し、BMWなどとの提携で車で音楽を楽しむことを提供し、あらゆるシーンで音楽を楽しむ手段を提供してきた。そして今回携帯電話で音楽を楽しむ手段の開発に着手したわけである。 ん?ちょっと待てよ。携帯電話とiPodはシーンがカブるのではないか!?両方とも屋外に持ち歩くデバイスであることに違いはない。これは大きな戦略ミスでは!?どうしたApple! と思ったのだが、Appleからのニュースリリースを読んで「なるほど!そういうことか!」と合点がいった。 モトローラとアップル、iTunes Music Playerのモトローラ次世代携帯端末への採用で協力 何事にもセオリーがあり、マーケティング競争も例外ではない。セオリーによると、ある市場の中でトップ企業を追う2位企業がやるべきことは、トップ企業に挑むことではない。3位以下の企業を徹底的に叩くことである。つまり自分よりも下位の企業から顧客を奪い、ひたひたとトップに迫ることだ。さらに下位企業、新規参入企業はとことんニッチなニーズを追求し、ニッチでのトップを獲得するのがセオリーである。では、トップ企業がやるべきことは何か?カテゴリの拡張、新たな市場の開拓である。 リリースの中でAppleは次のように言っている。 携帯電話市場に向けたサービスの展開は、iTunesを今よりさらに多くの世界中の音楽愛好家に使っていただくための非常に良い機会です屋外で音楽を楽しむというシーンは同じでも、人が違うのだ。携帯電話でiTunesを利用する層は、音楽を楽しむために3万円出してiPodを買うことに価値を感じない人達なのだろう。通勤時間の雑音を音楽で消す、待ち合わせの時間までのヒマつぶしに音楽を聞くのなら1000曲も持ち歩く必要はない。10曲程度で十分だ。それなら既に持ち歩いている携帯電話に入れれば事足りる。Appleは"さらに多くの音楽愛好家に・・"と言っているがこれは詭弁であろう。"「音楽でも聞いとくか」という大して音楽を愛していない方々にも・・・"が正しい表現だ。 iPod miniで女性層を獲得し、モトローラとの提携で「音楽でも聞いとくか」層へと、その市場を確実に拡大していこうとしているのだ。まさに教科書どおりの戦略を、Appleらしいやり方で次々と実践しようとしている。 なかなかやるなぁ。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2004-07-31 01:16
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