検索
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 02月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 06月 2009年 05月 2008年 06月 2008年 05月 more... フォロー中のブログ
今夜もeat it 奥神楽坂日誌 流行りの半纏、着ねば損する のーぷらん 秋葉OLの楽しみ探し ウゴウゴウーゴ★ 【フランス美食村】nao... 思索品 蓮太朗、大きくなあれ!! 夕暮れの匂いに空を見上げる COH茶屋3 Web読書手帖 加州生活日誌 My Jo... それいけ!めんたいこちゃ... studio Y.S. さつえいだ!チャーリー! その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 07月 22日
「作ろう!デコカレー」というCMを見て思った。デコの波はここまできたのかと。
これはグリコの二段熟カレーのCMだが、これって商品のCMとしてどうだろう? もはや商品の特徴も何もなく、カレーの盛り付け方だけを訴求している。 でも、デコカレーって、別に二段熟カレーじゃなくてもジャワカレーでもバーモントカレーでもできるよね?と思ってしまう。しかし、「盛り付け方」を「楽しみ方」と置き換えると、なんとなく商品の新たな利用シーンやそれこそ楽しみ方を提案しているようにも見える。 そういえば、ちょっと前までは「母の日にカレー」というCMをやっていた。黒木瞳のようなきれいなお母さんが喜んでくれるなら、カレーも作りがいあるだろうなぁ。こんなファンタジーが効いたのか、実際に母の日がある週は前の週に比べてカレーの売上が10%もアップするらしい。 売上げ10%UP!母の日にカレーが売れる理由とは 朝カレーなんてのもやっていたぞ。なんとこれもヒットしたらしい。楽天の田中マー君を使ったCMで2009年10億円の売り上げを達成し今年は15億を売る意気込みだ。 マー君 カレーなる2つの「15」目標 カレーはグリコ、ハウス食品、ヱスビー食品が三強となっている。長引く不況で内食ブームが続いているので、カレールー全体でも売上は堅調だが、カレーといったド定番商品を売るためには何か刺激剤が必要なようだ。リマインドも兼ねて、新たなシーンや楽しみ方を提案すると、むしろド定番なだけに消費者は「ちょっとやってみようかしら?」と、手を出すハードルが非常に低い。ド定番の商品の売上を伸ばすマーケティングって万策尽きているようでいて、うまく刺激すると反応が返ってくる実はすごく面白いテーマなのかも。 カレー特集:家庭用メーカー動向=ハウス食品 カレー特集:家庭用メーカー動向=エスビー食品 カレー特集:家庭用メーカー動向=江崎グリコ マーケティング・ブログのランキング #
by msm_w
| 2010-07-22 00:31
| Biz&Tech
2010年 07月 06日
先週posterousについて書いたが、このposterousすんごい伸びているらしい。
Twitter時代のカジュアルブログ Posterous Growing At More Than 700 Percent a Year Quantcast(Webのトラフィック統計サービス、昔Alexa、今Quantcast)によるとposterousは2010年5月時点で月間500万UUで、iPhoneアプリを発表したあたりから成長カーブが激しくなっている。別の統計サービスcomScoreによると、1年ほどで700%成長しているという。 一方、posterousのライバルであるTumblrは月間2300万UUで、174%成長、これもまたすごい数字ではある。まぁ、元が小さければ成長の幅は大きくなるし、もともとデカければ同じだけ成長しても成長率としては小さくなるのは当たり前のことだけれど。両社の成長を見るにマイクロブログは成長分野であると言えそうだ。(私は前回posterousをカジュアルブログと呼んだが、アメリカではマイクロブログと呼ぶらしい。) 気になったことはなんでもとりあえずネットのあちら側ポイポイ放り込んでおくというところがEVERNOTE的であり、でも他人や仲間とのコミュニケーションツールにもなるところがTwitter的でもある。「とりあえずあちら側」を面倒な制約なくカジュアルに実現できるツールなところがいい、と前回はposterousのよさをまとめた。これは実は多少の機能差、使い勝手の良し悪しはあれど、posterousだけでなくマイクロブログ全般に言えることだろう。 しかし、posterous成長の理由はもっと具体的な施策によるところが大きいのかもしれない。 posterousは現在Switch to posterousキャンペーンをやっている。これがかなりダイレクトなユーザーぶんどりキャンペーンで、エゲつなくもあるが、なぜかむしろ無邪気にさえ思えてくる。TumblrやNingなどライバルサイトとposterousとのサービス比較表が掲載されている。当然posterousに軍配が上がるようになっている。そして、例えばNingユーザーであればNingのURLを入れると自分のブログがposterousにまるっとインポートされるという、大胆なサービスを提供している。このキャンペーンでだいぶ新規ユーザーを獲得したに違いない。何しろ私もNingからのスイッチ先を探していてposterousを知ったのだ。 市場の拡大とか、裾野を広げるとかは成長したライバル企業に任せて、新参者は徹底的に他社から顧客を奪うというある種マーケティング戦略のセオリーどおりのことをして、posterousは成長を続けている。 あとは、何で儲けるか?だけれど。 ライバルとの比較で自ら「完全FREEであること」をメリットとして挙げてユーザー獲得したのにFreemiumモデルだったらがっかりだな。 マーケティング・ブログのランキング #
by msm_w
| 2010-07-06 19:36
| Biz&Tech
2010年 06月 30日
今や猫も杓子もTweet、Tweet しており。Tweet してないなんてネットリテラシー、低っ!みたいな言われ方すらする訳で。
とは言っても、あの140字縛りってどうよ?とも思っていたりする今日この頃。だってさ、140字でなんて言いきれずにだいたい連続Tweetしたりする訳じゃん?それを文脈みて下から読みあがったりするのってメンドーなんて、私は思っちゃったりするのだ。最近は結局ニュースや他人の発言のメモとしてTwitter使ってるケースも多いし。 で、そんなTwitter時代にイイカンジのブログサービスを発見した。posterousをご存知だろうか。ブログを書くことのハードルを下げるための機能が盛り込まれた面白いサービスだ。 メールアドレスだけ登録すれば簡単にアカウント登録が済んでしまう。Web上からもポストできるが、PCメールでもモバイルメールでもポストできる。画像もPDFもムービーも添付して何でもポイポイ放り込める。これってPCやスマートフォンを場所やシーンに合わせて使い分けている人にとってはすごい便利。 さらに他のブログサービスにも自動で記事をポストしておいてくれたり、Twitterやfacebookに更新情報を自動で流してくれたり、画像を放り込めばFlickrに流しておいたりしてくれる機能がついている。賢い・・・。いろいろなネットワークサービスを使っている人はぜーんぶposterousに放り込めば、他のサイトに流しておいてくれるのだ。アクセスコントロールやグループでブログを書いたりする機能もついていて、ちょっとした情報共有にも使える。 そして秀逸なのが、ページ引用機能だ。ブラウザにブックマークレットを追加しておくと、posterousにメモっておきたいページのタイトルとURLそして画像を抜き出して、コメントをつけてポストできるようになっている。 さらにさらに他人のposterousページでsubscribe設定しておけば、Twitterでフォローするようにマイページで更新された記事が流れてくるブログリーダーも備えている。 気になったことはなんでもとりあえずネットのあちら側ポイポイ放り込んでおくというところがEVERNOTE的であり、でも他人や仲間とのコミュニケーションツールにもなるところがTwitter的でもある。posterousは「とりあえずあちら側」を面倒な制約なくカジュアルに実現できるツールなのだ。 しばらく使ってみようっと。 マーケティング・ブログのランキング #
by msm_w
| 2010-06-30 22:12
| Biz&Tech
2010年 06月 24日
「世界を変えるデザイン展」をみにいった。(残念ながら展覧会は既に終了)
2007年、アメリカのスミソニアン/クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館において開催された「Design for the other 90%(残りの90%のためのデザイン展)」がやっと日本にやってきたのだ。 「Design for the other 90%」とは、世界の全人口65億人のうち、90%にあたる58億人の人のためにデザインされたプロダクトを指す。私たちが日常的に享受している様々なプロダクト、サービスは全世界のたった10%の人々にしか触れることはなく、残りの90%の人々には全く無縁のものだ。さらに半分の人たちは、それどころか食糧、きれいな水、雨風をしのぐ場所さえ満足に得られないのが現状だ。 この残り90%の人々の生活を少しでもよくするためには何ができるのか?をプロダクトデザインの視点から追い求め、実際に開発されたプロダクトを集めたのがこのデザイン展である。その経緯や、プロダクトの解説は『世界を変えるデザイン』(英治出版)という書籍に詳しくまとめられている。 特別に魅力的というわけではなく、機能も限られていることが多く、価格は非常に安い。だが、人間の生活を変え、時には命を救う力さえ秘めているのだ。 『世界を変えるデザイン』 シンシア・スミス編実際、プロダクトを見てみると、無骨で全然おしゃれとは言い難いものが多いけれど、唸るような創意工夫の塊である。 例えば、とても分かりやすいのがQ DRUMだろう。水を運びやすくするためにタイヤ型の容器にして真ん中の穴に紐をとおしました、というだけのものなのだが、そのモノを見るだけで、この発想がどれだけ水運びをする人々を楽にするかが分かる。なぜ今までなかったのか?とすら思う。しかし、実用化には多くの課題もある。大量生産しないとQ DRUMの価格が途上国の人が買えるまでに下げられない、さらにQ DRUMをコストを切り詰めても、それを現地まで運ぶ輸送費の方が高くついてしまうらしい。 世界的メーカーのフィリップスも残り90%のデザインに取り組む企業のひとつだ。彼らは現地に人を送り、現地の人々と連携しながら製品を開発し、実用化に取り組んでいる。製品開発に現地の人々の参加は不可欠だが、製品の企画、試作段階から参加することで、完成品への期待値が高まってしまい、やっと実用レベルまでこぎつけた製品は期待を満たしきれずに購入に至らないことが多いのだという。 課題は多いのだけれど、それでもやはりデザイナーの発想によって世界が変わっていく様を思い描くのは楽しい。私が日常目にする10%のデザインも、美しいファッションにはうっとりするし、優れたユーザーインターフェイスはやる気にさせられる。さらにデザインによって、人々の暮らしを劇的に変えたり、命も救うかもしれないのだとしたらすごいことだ、と素直に思ってしまう。世界を幸せにするデザイナーの創意工夫に改めて敬意を表したい気持ちになった。 マーケティング・ブログのランキング #
by msm_w
| 2010-06-24 11:53
| Biz&Tech
2010年 06月 13日
「もう時代はFREEじゃないのかも」という記事を書いた直後にEvernoteのCEOリービン氏がEvernote成功の秘訣を語っている記事を読んだ。
Evernote CEOのPhil Libin、サービスの運営状況を語る(フリーミアムを成功させるポイントとは何か?) EvernoteはiPhone上陸以来、日本でもよく見かけるようになったサービスだ。グリーンの象さんマークは見覚えがあるだろう。簡単にいうと、マルチデバイスでいろいろなフォーマットのファイルやメモやブックマークをぶちこめるサービスだ。PC(WinでもMacでもいい)からでもiPhoneからでも同期がされて、シームレスに情報が整理される。複数のPCやスマートフォンなどをシーンに応じて使い分けている人にとっては必須ツールとなっている。フリーミアムなので、当然無料ではじめられる。 現在登録者数は約300万人ほど、うち有料利用者は6万8000人だという。私が最も衝撃を受けたのは、アクティブ利用者を抱える月間コストは9セントほどというくだりだ。 9セントて! 日本円で一体いくらよ?んー、9円・・・?エライ安いな・・・。どんだけコスト効率のいいデータセンター持ってるんだろう・・。 一方、収益側に目を向けると、有料に転換する率は時を経るに連れ高くなるという。新規利用者が同時に有料プランを申し込む率は0.5%だが、2年前に登録して現在も利用している利用者の20%は有料に転換しているということだ。ちょっと調べたところ、昨年の夏くらいは有料転換率は1年で4%ほどと言っていたので、転換率は向上しているようだ。これはスマートフォン様様といったところだろう。 でもさ、Evernoteの有料利用者6万8000人っていうのは意外に少なくない?全世界ででしょ?月額5ドルだから月売上が34万ドルほど、×12ヶ月で年4百万ドルほとの売上となる。日本円で4億5千万円前後か。その他、アクティブユーザーから上がる利益が1人月25セントといっているから、ざっと計算しても年1億円程度。法人へのライセンスフィーなんか含めて年6億円くらい?ちょっとした成功し始めのベンチャー企業と変わらないレベルだろう。(まぁ、Evernoteがまさにちょっとした成功し始めのベンチャー企業そのものなのだが。) あのコスト効率のよさと、意外にこじんまりした売上規模から見ると単黒は出せても絶対累損一掃できてないに違いないっ!と踏んでさらに調べてみると、やっぱりそうだった。リービン氏いわく2011年には終始トントンにもっていけると言っている。つまり今は損の方が大きいということ。 ここから考えるに、フリーミアムとは汎用的なマーケティング手法ではなく規模の経済学なんじゃないだろうか。いや、規模の経済学を効かすためのマーケティング手法といった方がいいかもしれない。だからジリジリと大きくなるフリーミアム企業なんてなくて、どこかのポイントでコスト効率を最大化するための投資をドーンと行って、あとは利益が追いついてくるのを待つという。実際Evernoteも2009年11月にVCから1,000万ドルの資金を調達している。こういうチキンレースに賭けられるのも、プロダクトへの絶対の自信あってこそだ。リービン氏も「インターネットエイジである現在、良いプロダクトというのは他の要素(マーケティングなど)を無料で獲得することができる。すなわちプロダクトの性能にこそ注目すべきであり、それを高めていくことこそが大切だ。」と言っている。 少々マーケティング的分析ではないのだが、フリーミアムの成功は肝の据わった経営者とそこに投資してくれる肝の据わった投資家の組み合わせあってこそなんじゃなかろうか。日本の例で考えるとmixiの影に隠れて鳴かず飛ばずだったGREEがKDDIの出資を受けて大ブレークしたようなものだ。ビジネスの成功にはやっぱり運と度胸ってすごい重要なんだな。「FREE」なんてBUZZワードを聞きかじって安易に始めたりすると「Web2.0」と同じように苦い思いをするに違いない。 という記事を私は今Evernote上で書いている。 マーケティング・ブログのランキング #
by msm_w
| 2010-06-13 18:01
| Biz&Tech
|
ファン申請 |
||