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2004年 12月 23日
![]() 人間が着ぐるみを着て動物になりきって、歌って踊るというあたりで、正直"茶番"なのではないかと思っていた。さらに正直、実際観ても「ぷぷっ」とくるシーンはいくつかあった。しかし、全体的な満足度は割りと高い。劇場を包むアフリカンビートと鮮やかな舞台。演技やストーリー以上にマスクパペットの精巧さに驚かされる。俳優の動きとマスクや衣装装置が見事にシンクロし、他にはない感覚を与えてくれる。休憩を含み3時間の舞台を飽きることなく楽しめた。 それ以上に、四季ビジネスに改めて感心させられた。「ライオンキングは」6年という超ロングランだという。1,255席ある四季劇場[春]は満員だった。S席11,500円なので、全体の単価を1万円としてもOne night 1,255万円の売上だ。単純計算で1月約3.8億円、1年で45億円、それを6年で274億円!!という信じられない売上をあげているのだ。「ライオンキング」は東京だけでなく名古屋でもやっているので実際はさらに上乗せがあるはずだ。ブロードウェイで評判の高いものを日本に輸入するのだからリスクも少ないだろう。すごいビックビジネスである。 6年もロングランが続いている理由のひとつに非常にリピーターが多いことが挙げられる。四季の舞台の特徴であるが、「ライオンキング」も客席とキャストのインタラクションが演出されている。キャストは劇場の後方から客席の間を通って登場する。間近で生の歌声とキャストの息づかいを感じるとやはり親近感が沸くし、観客とキャストの間でなんともいえない一体感が生まれる。何度も繰り返される舞台の中で、今この瞬間は唯一無二のものではないかと感じてしまう。その瞬間をもう一度味わいたくて、多くの人が再び劇場に足を運ぶのだろう。そういう瞬間を演出するためにも、安全にキャストが客席を通れる専門劇場が必要不可欠なのだ。 先述したとおり、「ライオンキング」はブロードウェイからの輸入モノだ。ディズニーの「ライオンキング」をブロードウェイが焼き直し、さらに四季が日本で焼き直しをする。つまり焼き直しの焼き直しで、普通であればほぼ原型を留めないのではないかと思われるが、日本人が観てもこれほど安心感があるのは、やはり「ジャングル大帝」を知っているからだろうか。いいものは時代や国境を超えて再び巡ってくるものらしい。 四季のマーケティング施策についてはショービジネスマンで勝手に語らせていただいております。 ---------- お詫びと訂正 売り上げの試算に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 上記は訂正後のものです。 (2005/3/28 msm_w) ![]()
by msm_w
| 2004-12-23 23:56
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