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2005年 09月 05日
リクルートの住宅情報誌がフリーペーパーになった。「住宅情報マンションズ」だ。といっても首都圏の新築マンション情報限定版である。今まで200円とか300円で売っていたものがこれからはHotPepperのようにタダになるのだ。
いい世の中になったものだ・・・。 などとノンキなことを言っている場合ではない。住宅情報誌を発行している競合にとっては「ついに来たか!来てしまったか!」と対策に頭を悩ませていることと思う。 リクルートのフリーペーパー戦略のシナリオはこうである。 ・地域に特化したわりと分厚い情報をタダにする ↓ ・発行部数がバーンと伸びる ↓ ・媒体価値があがる (特に地域縛られている業種にとってはダントツに媒体価値が高い) ↓ ・多少広告費が高くても他に出すところがないので広告枠が売れる これはHotPepperで実証済みである。HotPepperは2005年8月現在で全国48箇所で発行、その発行部数は548万部だという。単純計算で1箇所11万部ほど。現在毎月発行なので、これも単純計算だと1年で6,500万部も発行していることになる。地域によって発行部数には差があり、「渋谷・赤坂・六本木版」は確か1回30万部ほど発行しているというのをどこかで読んだ気がする。1地区で30万部である。Hanakoは週刊とはいえ、約10万部程度の発行だ。いかにHotPepperの発行部数が驚異的か分かるだろう。 そして広告費がすごい。片面1Pの1/18で5万ほどらしい。ということは1Pで90万円。だいたい先の「渋谷・赤坂・六本木版」は200Pほどあるのでなんと1億8000万の売上だ。まぁ割引なんかもあって8掛けにしても1億4千万になる。単純に48箇所掛けるのは乱暴だが1月50億くらいの売上になるはずである。それが12ヶ月で・・・と掛けていくとすごい数字になる。 リクルートのライバルはもはや他の情報誌ではない。同じような情報が無料で得られるネットだろう。考えてみれば、広告主から広告費を取っているのだから、読者からお金を取るのは二重取りである。というより、今まで私達は流通コストにお金を払っていたとも言える。その流通コストも広告費で賄ってくれるなら、読者にとってはうれしい。ライバルはネットと言ったが、リクルートはここでも賢く、Yahoo!との提携でプロモーションコストをかけずに、ユーザーにリーチする方法を取った。住宅情報なら資料請求1件につきいくら、とプラスαの金額も広告主に請求可能だろう。 やっぱりリクルートって商売上手だ・・・・。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2005-09-05 23:15
| Biz&Tech
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