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2008年 04月 28日
「銀幕版 スシ王子」って誰が観るんだろう?
と思った。 「スシ王子~ニューヨークへ行く~」は2007年7月からテレビ朝日系列で深夜に放送されていたドラマの劇場版だ。平均視聴率7.5%と同じ枠の他の作品から比べると低めなのだが、なぜか映画化された。 ところが、そもそも映画の企画が先だったらしい。 Wikipediaより なーんだ。そうだったのか。 ここで、堤幸彦という人(なのか、そのスタッフなのか)のしたたかさに感心した。もともとは「アメリカでヒットする(日本)映画」という超チャレンジグな話をジャニーズ主演の鉄板ビジネスに変えたのだ。だいたい「アメリカでヒットする(日本)映画」=「SUHI Movie」って、ほとんど悪ふざけとしか思えない。 ジャニーズを主演に据えたのはファンのベースを持っていて、一定の観客動員が見込めるからだろう。DVDにした場合の売れ行きも予測可能だ。制作費がこれらの売上を越えなければ、利益がでる。 映画の前にテレビドラマを放送したのは、テレビ局を映画製作のスポンサーにしたかったからに違いない。テレビ局をスポンサーにすると、広告宣伝の面でも大きなメリットがある。 これで、アメリカで配給して、ほんとにヒットしたらすごいじゃん。配給できなくても、たぶん赤は出ないような計算になっているのだろう。 ちょっと前に公開されていた「映画 クロサギ」も「映画にするほどではないのでは・・?」と思った。でも、計算を間違いさえしなければ、大当たりはなくても確実に儲かる鉄板ビジネス、やらない手はないのかも。 マーケティング・ブログのランキング
by msm_w
| 2008-04-28 19:52
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